カフェのなまえが決まりました。
カフェ「kaiki」です。
"かいき"と読みます。
この名前は昔稲毛にあった「海気館」という旅館の名前に由来しています。林芙美子が昭和9年に書いた小説『追憶』には、海気館について「赤や青の色ガラスがはめこまれている明治の建物」と書かれています。現在、海気館の建物自体は存在しませんが、数々の文豪たちが海気館に滞在し稲毛を舞台にした作品を残しています。
「kaiki」という名前には、このカフェを通してかつての稲毛に"回帰"してほしいという気持ちもめてます。
カフェを行う「神谷伝兵衛稲毛別荘」も、千葉の歴史を残す数少ない場所のうちのひとつです。この別荘は日本のワインの父・神谷傳兵衛(かみや・でんべえ 1856-1922)の別荘として建てられました。かつて避暑/リゾート地として知られ、日本のハワイと呼ばれるほどだった稲毛に、神谷さんも別荘を建てたんですね。
今回カフェをオープンするにあたって、稲毛を舞台にした書物なども調べたのですが、とても興味深いものばかりでした。このお話はまた数日後にすることにしましょう。
<tommy>
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