新しくメンバーが増えて1ヶ月あまり。
6月1日に、町の中のアートのありかたを見学するために、東京都台東区の谷中へ行きました。
まずは、HAGISO(萩荘)へ行き、代表の宮崎晃吉さんにお話を伺いました。
6月1日に、町の中のアートのありかたを見学するために、東京都台東区の谷中へ行きました。
まずは、HAGISO(萩荘)へ行き、代表の宮崎晃吉さんにお話を伺いました。
HAGISOは、宗林寺というお寺の横にある建物で、もともとは寺男が住んでいたところです。
2011年に老朽化で取り壊されることになり、「ハギエンナーレ」という芸術祭を開催。
ところがこのハギエンナーレには想像外にたくさんのお客さんがやってきたため、萩荘の建築的な価値が見直されるきっかけとなりました。
大家さんも宮崎さんの提案を受けて、建物を「最少文化複合施設」として残すことにしました。
現在はカフェやギャラリー、事務所などがあります。
地域の方がお茶をしたり、アーティストの展示やパフォーマンスが行われたりと、様々な用途に利用されています。
>>HAGISOウェブサイト
HAGISOのあとは、椎原伸博さん・晶子さんにご案内いただき、谷中の町歩きをしました。
ご夫婦は地元にお住まいで、晶子さんは「たいとう歴史都市研究会」の副理事長でもあります。
町の様々な出来事を伺いながら、地域の興味深い場所を回りました。
「みかどパン」という懐かしい雰囲気のパン屋の脇に、大木に成長したヒマラヤ杉があります。
この一角は再開発予定ではあるものの、いまやランドマークとなっている杉の木を残そうという住民運動が起こっているそうです。
>>たいとう歴史都市研究会ウェブサイト
お昼ごはんはカヤバ珈琲でいただきました。
カヤバ珈琲も、戦前の創業の古い喫茶店です。
一度は閉店したものの、たいとう歴史都市研究会と、後述のSCAI THE BATHHOUSEが協力して建物を借り受け、2009年に新装開店しました。
>>カヤバ珈琲ウェブサイト
午後には、カヤバ珈琲のすぐ近くにあるギャラリー「SCAI THE BOTHHOUSE」へ行き、スタッフの梅村さんにお話を伺いました。
SCAIは銭湯を改装したギャラリーで、入り口は昔ながらの銭湯のままですし、中も天井がとても高いのが特徴的でした。
もともとある建築を改装したアートスペースとしては、かなり早い事例なのだそうです。
お客さんは地元の人よりも、ミシュランガイドにも載っていて外国の人が多いと仰っていました。
>>SCAI THE BOTHHOUSE1ウェブサイト
SCAIの後は、4人程度のグループにわかれ、 谷中を散歩しました。
谷中銀座を通ったり、
なんだかとても賑わっている公園の前を通ったり。
最後に東京芸大に集まり、日暮里駅まで歩いて解散。
アートスペースを中心に、谷中の魅力を堪能しました。
(para)
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