WiCAN 千葉アートネットワーク・プロジェクト

2015年12月3日木曜日

ワークショップ「団地の“記憶”さがしてます。」の報告

今年度のWiCANアーティストプロジェクトでは、現代美術家の原倫太郎+原游さんと協働で、「千葉に住む人たちとその記憶」をテーマにした作品、≪ファンタスマゴリア―千葉をうつす影―≫の展示に取り組むことが決定しています。
千葉に住む人たちの姿や記憶の品、千葉の思い出の写真、千葉での出来事について描いてもらった絵などを収集し、千葉の過去から現在までを影で表現するプロジェクトです。

1122日(日)、23日(月・祝)には、その展示で使用する影絵を収集するため、原さんと一緒に団ちばでワークショップをおこないました。
 
原倫太郎さんと原游さん

いらっしゃった地域の方に自分らしいポーズを考えてもらい、白い背景の前で撮影。
みんなで楽しく撮影できるよう、簡単な仮装セットも用意しました。





姿の撮影だけではなく、美浜区が埋め立てられる以前、まだ海岸線だったころの昔の写真を持ち寄ってくださったおじいさんも!

撮影後、お時間のある方にはOHPシートに印刷した影絵の切り取りとテグス付け作業もやっていただきました。

撮影した写真をその場で白黒に編集中

なかなか細かい作業で大変なのですが、みなさんの千葉でのエピソードや今の暮らしについてなど、ゆるゆるとおしゃべりを楽しみながら進めていきました。


また、団地を散策して、いろいろなシルエットの収集もおこないました。




屋外で地域の方に声をかけてみると、今回の活動の趣旨に賛同して撮影許可をくださる方がいて嬉しかったです。その際にどんな言葉選びで相手に伝えるかは重要なポイントになると実感しました。
展示で使用する影絵の一部を団地で収集していることをきっかけに、千葉市美術館に足を運んでくださる地域の方が少しでも増えたらよいな、と思います。
今回撮影した写真はどんな影絵になって展示されるのか…お楽しみに!

以下展示詳細になります。

会期:2015128日(火)から2016117日(日)
会場:千葉市美術館一階プロジェクトルーム
観覧料:無料
開館時間:10:0018:00(金・土曜日は20:00まで)※12/25(金)、12/26(土)、1/8(金)は金・土曜日ですが、18:00までとなります。
休館日:12/29(火)~1/3(日)
主催:千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)、千葉市美術館
協力:UR都市機構



ぜひご鑑賞ください。

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